デイリー・ミー

デイリー・ミー

 「デイリー・ミー」はMITのニコラス・ネグロポンテが『ビーイング・デジタル』(アスキー、1995年 asin:4756139655)の中で描いた新しい新聞(が進化した/を代替する情報サービス)のこと。ネグロポンテは、ネット時代の新聞というのは自分の趣味志向にあった記事だけを的確にフィルタリングしてくれる「the Daily ME(デイリー・ミー=わたし新聞)」に変わっていくという未来像を描く。

 こうしたイメージはかつては「電子秘書」などと呼ばれるなど常に語られてきた。最近であればblog関連技術(RSSリーダーやはてなアンテナなど)などがこうしたデイリー・ミーを思わせる。また“EPIC2004”というブログやIT企業などのネットメディアが2014年の未来を予想したフィクションでは、GoogleとAmazonが合併しGooglezonがあらゆる情報を統合し、パーソナライズ化して情報発信を行う「進化型パーソナライズ情報構築網 Evolving Personalized Information Construct」を提供するだろう、と語られている。

 キャス・サンスティーンはこうしたデイリー・ミー的メディアとしての性格をインターネットが強めれば強めるほど、サイバーカスケードなどの衆愚的な事態と民主主義の機能不全がもたらされると警鐘を鳴らしている。(isedキーワード「サイバーカスケード」参照のこと。)

参考: