メタライセンス

メタライセンス

 設計研第1回で八田真行がオープンソースについて語った概念。一般にオープンソースとは、単に「ソースが公開されているもの」あるいはそうした条項を含むライセンスといった意味合いで語られているが、それではオープンソースの成功と多様性(多様なライセンスと設計思想の共存)が説明できないという文脈から提案されたもの。

大まかに「オープンソースとはこういうものでしょう」という概念の共有をし、その下にモジュールとしてのライセンスが多数ぶら下がっているという構造をもっているのが、結局オープンソースというものなのだろうと僕は思っているんです。

(中略)

 こうした思想や意見の対立するアクターたちがオープンソースという枠のなかに共存しているという状況があり、結果としていい方向に向いている。これは結局のところなぜなのか。それは、オープンソースというメタな「くくり」があり、しかもみながそれを突っつくことで再定義できるような構造になっているということに拠るのではないかと思うんです。かつその、あえて比喩的に表現すればインターオペラビリティ(相互運用性)といいましょうか、相互がとりあえず回復不能なほどには対立していないということが大事なのではないかと。

参考