再定義可能性

再定義可能性

 設計研委員の八田真行が、設計研第2回講演において、オープンソースのケーススタディから導き出した「正当な環境管理型権力の条件」のひとつ。

図:正当な環境管理型権力の条件
図:正当な環境管理型権力の条件

 

 環境管理型権力アーキテクチャの性質として、その存在を周知させることなく、不可視なままに他者に対して権力を発動できる(行為を制御できる)点が指摘されているが、そのような環境管理型権力がロックインすることを防ぐための条件として挙げられている。

4)そしてそのルールに従う以上は、そのルールが内部者から再定義可能であること。そして、可能であるということ自体をみなが知っているということが致命的に重要だと思います。日本社会でありがちなのは、ルールを金科玉条みたいなものと考えている。たとえばGPLの改定をFSFが勝手にやるべきではないとか、オープンソースの定義を恣意的に決めているのはどうかと言う人々が多いのですが、文句があるならば直接言えばいい。説得すればいい。これがオープンソースの考え方です。日本の場合は、逆にルールを自分たちで作って、それを厳密に守らせたりする方に神経を使ってしまう。それは、恐らくルールが再定義可能であるという事実が周知されていないということだと思うんです。(その4:再定義可能性